CHIFFON

概要

CHIFFONは認識技術により自動的に表示を切り替えるような,レシピ提示システムの研究用プラットフォームとして開発されました.このプラットフォームを使うことにより,認識技術をHCIに応用する研究などにおいて,インターフェイスの開発に割くコストを最小限にしながら,研究を進めることができます.

CHIFFONは表示部(Viewer),認識部(Recognizer),指示部(Navigator)の3つのモジュールから構成されます.またレシピはHWMLにより記述されている必要があります.

典型的な利用形態: パターン認識の研究者が自身で開発した手法の評価を,実際のアプリケーションを使って評価する / 自然言語処理の研究者が機械可読なレシピを自動生成し,実際にそれに従って(認識系と協力しながら)調理をすることができるかどうかを評価する,etc.

framework

表示部(Viewer)

Viewerは,作業者のためのインターフェイスを提供します.作業内容を記したレシピはHWML documentとして記述されている必要があります.ユーザが画面を操作した場合,操作内容は全て,一旦Navigatorに送られます.Navigatorはユーザの操作とRecognizerからの情報を加味して,表示内容を更新するための指示をViewerに返信します.

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認識部(Recognizer)

認識部は,研究者が自由に作成することができます.認識結果に基づいたメッセージをHTTP GET Requestで送ることでViewerをコントロールすることが可能です.チュートリアルではWizard of OZ法によりViewerを動かすインターフェイスを介して,認識部が送るべきメッセージのパターンを見ることが出来ます.

指示部(Navigator)

指示部は完全にバックエンドで動くシステムであり,一般のユーザが意識する必要はありません.認識部からのメッセージによる,HWMLのtriggerの発火ルールをカスタマイズしたい場合には,拡張をすることができます.詳細はお問い合わせください.

チュートリアル

クリック

文献

@inproceedings{hashimoto2014does,
  title={How Does User's Access to Object Make HCI Smooth in Recipe Guidance?},
  author={Hashimoto, Atsushi and Inoue, Jin and Funatomi, Takuya and Minoh, Michihiko},
  booktitle={Proc. of 6th International Conf. on Cross-Cultural Design, Held as Part of HCI International 2014},
  pages={150--161},
  year={2014},
}

– Kyoto University Smart Kitchen データセット –